大人も現役も“キャッシュレス西高祭”?

2025.07.23

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7月4日(金)からの3日間にわたって盛況を極めた2025年度(第76回)西高祭は、現役生による模擬店と、卒業生による輔仁会グッズ販売との双方で、キャッシュレス支払いが可能な西高史上初の学校祭となりました。現金払いも併用されました。


現役生の模擬店においては、昨年度からすでにau PAYによるスマートフォン決済が生徒発案にて導入されており、報道もされています。今年も模擬店が開かれている各教室の入り口に、「au PAY使えます」の標識が【写真】。校長の相馬利幸先生によると、東北・北海道エリアの公立高校における「キャッシュレス文化祭」は昨年の本校が第1号だそうです。それが刺激になったのでしょうか、北海道新聞7月18日号によると、今年は札幌東商業・旭川東・小樽潮陵・札幌旭丘など道内の高校の文化祭でもキャッシュレス導入が相次いでいます。


いっぽう大人のほうも、今年初めてキャッシュレス決済によるグッズ販売を実現。当番期47期が、5日・6日の2日間、自ら新開発したポーチ・タンブラー・木札などの西高オリジナル・グッズを正面玄関前で販売したのですが、ここで楽天PAY、PayPayなど数社のサービスに対応できるシステムを、同期の繁永幸大さんらの尽力により初導入しました。当番期のグッズ販売担当者らは、各自のスマホに専用のアプリを予めインストールしておき、当日、キャッシュレス決済を希望する客のスマホに表示されるQRコードを慣れない手つきで読み取っていました。


現役生のスマホ決済導入2年目となる今年、相馬校長は「生徒は、楽にはなっているようです」とし、導入による生徒負担の軽減を評価。対して輔仁会グッズ販売は、2日間で昨年度の約1.5倍にあたる30万円以上を売り上げ、その約半分がキャッシュレス決済によるものでした。やはり現金の持ち合わせのない人も気楽に購入できる点が、売上を底上げしたようです。
なお、当番期のグッズ販売所の近くで、(財)札幌西高会が恒例の「西高ラーメン」販売を行い、両日とも完売するという堂々の貫録を見せつけました。
当番期47期は、本当は6月の輔仁会ゴルフ大会など、より早い時期のグッズ販売の機会でキャッシュレス決済を取り入れたいという思いも抱いていました。が、さまざまな努力の末、この西高祭がキャッシュレス物販最初の機会となりました。輔仁会の長い歴史に、また新たな1ページが加えられましたね。

【47期 熊谷】

参考:北海道新聞2024年7月4日号、同2025年7月18日号
 

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