輔仁会オリジナルジン「輔GIN」予約受付中です!ジンに配合のボタニカルを西高山で採集してきました
2025.07.25
「輔GIN」に配合のボタニカル 西高山で採集
6月15日(日)、財団法人札幌西高会が所有する学校林・通称「西高山」(札幌市中央区盤渓)に、47期生を中心とする総勢22名が分け入り、ピクニック気分で植物採集を楽しみました。これは、輔仁会オリジナルの蒸溜酒ジン「輔GIN」を製造するため、その香り・風味の素材獲得を目的に、学校側の許可を得ておこなったもの。
「輔GIN」は、今年度当番期にあたる47期が「大人になっても西高祭」をコンセプトに企画した西高史上初の試みです。秋の総会での発売を目指して準備を進めています。同期の岩崎秀威さんがCDO(最高蒸溜責任者)を務めるクラフト・ジン・メーカー、株式会社積丹スピリットに依頼し、当番期グッズ・チームが長い月日を重ねてプランを熟成させてきました。
岩崎さんによると「学校の同窓会がクラフト・ジンを依頼して造る例は全国的にも聞いたことがない」とのこと。
同社はジンに配合する多様なボタニカル(植物)素材を、積丹半島の農場で種から育てており、依頼主はコンセプトやイメージを伝えることでオリジナル・ジンを造ってもらうことができます。それだけでも十二分に美味しく、自然の恵み豊かなお酒に。しかし今回の新企画では、さらに欲張りな47期生たちが、贅沢にも母校の学校林で、かつ自分たちの手で採ったボタニカルにより、その思い出や自らの西高愛を、香り・風味として残そうと企んでいるのです。
採集当日は薄曇りながらも登山には汗ばむ程度の暖かさで、47期生16名とその家族6名(うち5名は小学生)が和気あいあいと盤渓小学校裏の登山口から入山。岩崎さんの指揮のもと、群生するクルマバソウやハイイヌガヤをはじめ、イタヤカエデ、ニガキ、コシアブラ、アズキナシといった葉や枝をせっせと集めました。
初夏ということもあり、ターゲットの葉たちは新緑気味にさわやかな色合い。顔を近づけるとふわりとした香りが鼻先を包みます。とりわけ子供たちの熱心な採集のおかげで、標高340メートルの山頂との間を一往復したところ収穫も上々、昼過ぎには無事に下山しました。
岩崎さんは、登りの最中にスマートフォンを落とすというアクシデントに見舞われるも「落とした場所はだいたい分かるから気にしていない」という沈着ぶり。採集と、みんなの安全を最優先するリーダーらしいプロ意識を見せてくれました。実際、下山のとき、岩崎さんが予想した通りの場所でスマホは無事に発見されました。
単純にピクニックとしても楽しく、初めは恥ずかしがったりヒグマの出没を怖がったりして登りたがらなかった男の子も、山の空気に触れ、みんなと触れ合ううちに慣れたのか、野山を元気に駆け回っていました。子供以上に子供だったのは当番期で、文字通り「大人になっても」今回の山をとても楽しみにし、中にはこの日に合わせて帰省したメンバーも。下山後、収穫物を見つめながら「早く飲みたい」と舌なめずりする47期生たちでした。
収穫されたボタニカルは、岩崎さんがその日のうちに積丹町の蒸溜所へ車で運搬。さっそく洗浄や乾燥を施し、一部はアルコールに浸けて成分を抽出し始めてくれています。いやがうえにも期待が高まるではありませんか。
■思い出をビン詰めに
岩崎さんによるとジンは、そのアルコール度数の高さなどから、保管の方法さえ間違わなければ香りも味も半永久的に残るとのことです。従って「輔GIN」完成の暁には、買ってすぐ飲んでも美味しいし、他方、長い期間寝かせてから飲むことで、2025年初夏の西高山が何十年経った後でも一気によみがえる、というタイム・カプセル的な楽しみ方もできます。
ラベルや化粧箱のデザインも47期生がオリジナルで鋭意工夫中。とびっきりお洒落で美味しいものが出来上がること請け合いです。
アルコール度数は、47期生が47歳になる年の作ということから「47度」を予定。
販売価格は500mlのビン1本で8,800円、化粧箱つき。同2本セットで1万6,000円(いずれも税込)。ただし2本セットの場合も化粧箱は1本にしかつきません。2本セットを買って、化粧箱のあるほうは観賞用、もう1本は賞味用として楽しむという趣向はいかがですか?
主に西高の卒業生向けに販売しますが、どなたでもご購入可能です。
ご予約は、以下から。
https://ec.tsuku2.jp/sp/items/70204523051002-0001
https://ec.tsuku2.jp/sp/items/42055000575217-0001
※数量限定のため、ご予約はお早めに。
※アルコール度数高めの、とても美味しいお酒です。飲み過ぎにご注意下さい。
【47期 熊谷】