【報告】雷雨の道東支部総会 和気あいあい
2025.09.29
2025年9月20日(土)、ふく井ホテル(帯広市)で、輔仁会道東支部総会・懇親会が執り行われ、西高11期から48期まで実に最大学年差37年に及ぶ卒業生どうしが交流を深めました。
当夜はあいにくの雷雨。十勝管内には初めて線状降水帯が確認され、日勝峠は通行止めになり、日高管内新ひだか町では住宅の屋根が吹き飛ぶといった事態が目前に迫る中での開催となりました。そんな悪天候の中、総勢20名近い同窓生が集結。札幌から駆けつけた輔仁会会長・笠間聖司さん(西高34期)の背広にも、雨のしずくが光ります。
司会は支部幹事の境田一郎さん(西高25期)で、同期の支部会長・金山紀久さんとの絶妙なコンビネーションが会を楽しく盛り上げました。金山会長がその挨拶の中で、2023年度の「とかち財団学生起業家育成奨学金」の採択者は全員西高出身者であった、というエピソードを披露したため、一同びっくり。また乾杯は、最年長の金正義さん(西高11期)が音頭をとって、そのかくしゃくたる姿と味わい深いお話に、みな強く感銘を受けるのでした。
総会といっても審議や議決はなく、最初から懇親会の様相でアットホーム。初顔合わせも多い中、西高という共通認識があるだけで和気あいあいと会話も弾みます。「不要品交換」と称するプレゼント交換会や、校歌合唱・『われら』斉唱も行われて盛会でした。
「1~5分スピーチ」というプログラムでは、参列者全員が順にスピーチ。司会の境田さんから《こだわり》というお題が出るや、さすがは西高生、みなそれぞれに多彩なこだわりを持っていて、一人一人のお話のボリュームがどんどん増していきます。結果、会場を出なければいけない時間を優に超えてしまうのでした。
支部幹事の中には、金山支部会長と仕事上つながりのある岩本博幸さん(西高43期)も名を連ねており、最近の西高の様子を紹介する動画を大きなモニターに映し出す役を担って歓声を呼びました。さらに、岩本さんによる一丁締めの発声で景気よく閉会。2次会へなだれ込むのでした。
道東支部総会・懇親会は、新型コロナウイルスの流行により一時中断していましたが、昨年2024年度に再開されました。従って今回は、復活後2度目の開催です。
札幌からは当番期47期生3名が、自ら開発した西高オリジナルグッズを車で運び込み、物販。先輩たちは「持って帰りたくないのはどれ?」といった優しい言葉とともに、たくさん買ってくれました。
いっぽう次の当番期である48期生も2名、はるばる釧路から駆けつけるという嬉しいできことが。少しずつ、かつ着実に、当番期のバトンが48期へ渡りつつあるのが感じられた催しでした。
【西高47期 熊谷直己】
(参考:北海道新聞9月22日号)